【解決事例】(婚約破棄の慰謝料請求を受けた方)慰謝料の90%以上の減額に成功したケース
2017.11.16更新
【ご相談の内容等】
40代
男性
婚約破棄を理由として,元交際相手から慰謝料250万円の請求を受けた(相手女性には,弁護士が就いていました。)。
【ご依頼後の弁護士の対応】
私は,相談者よりご依頼を受けた後,ご依頼者や関係者から綿密な聞き取りを行いました。
その結果,相手方女性の認識と食い違う部分(ご依頼者と相手女性は同棲した事実は存在しないこと等)が多いことが発覚しました。
そして,相談者からお話いただいた内容を踏まえ,「婚姻予約(婚約)は成立していない。」ことを内容とする書面を作成し,相手女性の代理人と交渉を行いました。
また,裁判例等を参照しながら婚約不成立となる事実を指摘しました。
一方で,ご依頼者様が早期解決を望まれていたことから,早期円満解決のため,解決金を支払うことも可能である旨,相手女性の代理人に伝えました。
その結果,相談者が解決金として,金10万円を支払うことを内容とする合意を取り交わし,裁判をせずに,解決することができました。
解決までおよそ「3か月」掛かった事案でした。
【弁護士の一言】
婚約破棄のケースで慰謝料支払義務が発生するかは,そもそも婚約が成立しているか,婚約が成立しているとして不当な婚約破棄にあたるかなど,チェックするポイントが複数あります。
このケースでは,「婚約不成立=慰謝料は発生しない」というのがご依頼者様の基本的な立場でしたが,ご依頼者様と何度も相談をし,早期解決のため,解決金をお支払いする形で,裁判をせずに,解決しました。
私は,ご依頼者様が適切な選択ができるよう,その時々で選びうる選択肢とそれぞれのメリット・デメリットをお伝えをしております。
投稿者: