ケーススタディ

2020.01.28更新

【ご相談の内容等】
 40代
 男性
 妻とは別居中で,離婚の申し出をしているが,なかなか離婚条件で折り合いがつかない。

 私は,有責配偶者であり,妻から,不貞関係にある女性に対し,慰謝料請求もなされている。

 今後の対応をお願いしたい。

 



【ご依頼後の弁護士の対応】
 私は,ご依頼を受けた後,相手方に通知を送る前に,相手方に提示する離婚条件について多角的に検討しました。

 分析の結果,法的手続(離婚調停や離婚訴訟)に移行した場合,仮にご依頼者様が相手方に対し慰謝料を払う事態となったとしても,財産分与の点を踏まえれば,ご依頼者様に有利(ご依頼者様が経済的に恩恵を受ける状況)ということが分かりました。また,婚姻費用については,お互いの収入に照らし,発生しない状況であることもわかりました。

 そこで,私は,相手方に対する受任通知書を作成し,その中で,法的手続(離婚調停や離婚訴訟)に移行した場合,経済的には相手方に不利になる可能性があるという客観的な状況を示唆しつつ,相手方に離婚条件の申し入れを行いました。

 相手方は,当初難色を示していたものの,和解の話し合いのテーブルについてくれました。

 そこで,私は,話し合いを継続し,最終的に,離婚調停をせずに,協議離婚の方法により離婚することができました(ご依頼者様は,謝罪の意味から,相手方に対し,解決金を50万円支払いました。)。

 ご依頼から解決まで,3か月以内のケースでした。

 



【弁護士の一言】
 離婚問題の場合,しばしば熾烈な感情の対立が起こる場合がありますが,弁護士が間に入り,また,調停等の裁判所の制度を利用することで,冷静に話し合いが進められる場合がございます。

 また,有責配偶者の離婚請求のケースは,最高裁判例によれば原則として有責配偶者からの離婚請求が認められない現状を踏まえ,相手方が離婚に応じない場合も少なくなく,解決に至るまで時間がかかるケースも少なくありません。今回は,相手方のご理解もあり,スピーディーに解決することができました。


 まずは,お気軽に,横浜〈馬車道・関内〉の弁護士木下正信までご相談くださいませ。

投稿者: 弁護士木下正信

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