横浜〈馬車道・関内〉の弁護士木下正信です。
私は,弁護士となってから,有斐閣の「法学教室」を年間定期購読しています。
司法試験受験生であった頃から,興味深く,かつ,勉強になる連載が多数あったことから,愛読しておりました。
例えば,既に書籍化されておりますが,伊藤靖史他(2015)「事例で考える会社法 第2版」(私が受験生の時には第1版でした。)や高橋宏志(2016)[民事訴訟法概論」には大変お世話になりました。
そして,2018年2月号の「法学教室」には,タイムリーな話題である『仮想通貨の法的性質』について弁護士 末廣裕亮先生が論文を書かれており,非常に示唆に富む内容でした。
※2017年4月1日に施行された資金決済に関する法律(資金決済法)の改正法では,「仮想通貨」を定義したうえ,仮想通貨取引所のような仮想通貨の交換等を業とする事業者(仮想通貨交換業者)に対して,登録を義務付けるなど,新たな規制を導入しております。
また橋爪隆先生の『刑法各論の悩みどころ』においては,賄賂罪における職務関連性について,賄賂罪の基本構造の理解を深めつつ,いかなる点で構成要件の修正・拡張がなされているかを再確認することができました。
時間を見つけて,読み進めていこうと思います。