Q. 法律相談には,何を持参すればよいでしょうか?
A.ご相談いただく内容により多少変わることもございますが,
基本的に,以下の4点のご持参をお願いしています。
①弁護士に質問したいリスト
②時系列メモ(簡単な時系列メモをA4の紙や大学ノートに作成いただければと思います。)
③相談したい内容に関する資料
④ご印鑑(認印でも構いません。)
以下,4点セットが必要な理由について,簡単にご説明いたします。
【①②について】
私は,ご相談者様のお話を丁寧にお伺いするために,
直接にお会いして法律相談をしています。
ご相談者様に時間を気にせずに相談していただけますよう,法律相談の時間に制限は設けておりませんが,経験的に,1時間前後のお時間を頂戴することが多いです。
中には,感情が先走ってしまいうまく相談内容を弁護士に伝えられなかったり,或いは,相談内容の時系列関係がうまく説明できなかったりする方もいらっしゃいます。
そこで,私は,ご相談者様に,事前に,「弁護士に質問したいリスト」と「時系列メモ」の作成をお願いしております。
手書きでもパソコンでも構いませんし,走り書き程度でも大丈夫です。
【③④について】
また,ご相談内容に関する資料を,基本的には,取捨選択することなく,全てお持ちいただければと思います。
裁判や交渉において,その書類がどれぐらい証拠としての価値を持っているかは実際に「原本」を確認してみないと具体的なアドバイスが出来ないことが多いです。
例えば,「合意書」と一口に言っても,何を合意したのか,合意書は手書き・パソコンのいずれで作成されているのか,印鑑は,三文判なのか実印なのか,サインの筆跡はどうか,紙の質感はどうか,契印や割印はなされているかなどなど,確認すべき情報は多く,原本を実際に触って見てみて確かめる必要があります。
そこで,ご相談内容に関する資料は,基本的に,取捨選択せずに,全てお持ちください。
なお,ご相談の内容ごとに,ご準備いただく資料も変わる場合がございます。
(例えば,養育費や婚姻費用の算定の際には,収入資料(給与所得者であれば源泉徴収票,自営業者であれば確定申告書など)があればスムーズにアドバイス可能です。)その場合には,事前に,必要な書類をお伝えしますので,ご安心ください。
また,当日,ご依頼いただく場合もございますので,念のため,ご印鑑(認印で構いません。)をお持ちください。
以上の内容は,法律相談のご予約をいただいた際,お電話又はEメールにて事前にお伝えしますので,
ご安心ください。事務所にてお待ちしております。