弁護士コラム

2019.05.06更新

 横浜<馬車道・関内>の弁護士木下正信です。

 

 法学教室2019年5月号(有斐閣)を読みました。

 

 法学教室 2019年 5月号 弁護士

 

 1特集

 今回の特集は,【講義・憲法の重要判例】でした。

 

 ①再婚禁止期間規定違憲判決(最大判平成27年12月16日)

 ②堀越事件と宇治橋事件最高裁判決について(最判平成24年12月7日)

 ③NHK受信料訴訟(最大判平成29年12月6日)

 ④京都府風俗案内所規制条例事件(最判平成28年12月15日)

 ⑤一票の格差(最大判平成27年11月25日)

 ⑥神奈川県臨時特例企業税条例事件(最判平成25年3月21日) の近時の6つの重要判例について,リーディングケースとなる判例を踏まえた論文はどれも読みごたえがありました。

 

 とりわけ,②堀越事件と宇治橋事件最高裁判決について,両判決が出された文脈(論者は,立川反戦ビラ事件最高裁判決(最判平成20年4月11日刑集62巻5号1217頁)と統一的に理解するのが重要であると指摘する。)を踏まえ,「悪名高い先例である」猿払事件最高裁判決(最大判昭和49年11月6日刑集28巻9号393頁)との関係性が明らかにされており,大変勉強になりました。

 

 

 2刑法事例の歩き方――判例を地図に

 刑法事例の歩き方の第2回目のテーマは,『因果関係』でした。

 因果関係については,判例は,危険の現実化説を採用しているなどと言われているところですが,数多ある判例を体系的・統一的に理解し,判例の相場観を体得するにはうってつけの内容でした。

 

 今回学んだ知識を,今後の業務においても,生かしていきたいと思います。

 ゴールデンウィークも今日で終わりです。今週も頑張っていきます! 

 

投稿者: 弁護士木下正信

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